座禅のうれしい効果

座禅の実践



座るときには、正式には、単布団(たんぶとん)、座褥(ざにく)と言う座布団を使い、その上に、尻当て、座蒲(ざぶ)という直径30cm、高さ15cm程度の丸い座布団を置いて座りますが、何かで代用しても構いません。

足の組み方は重要です。足を安定させないと座禅はできません。組み方としては、両足を組む結跡朕座(けつかふざ)、片足で組む半跡朕座(はんかふざ)のがあります。結跡跣座ができないなら半跡跣座でいいのです。こうして座布団にあぐらをかきます。結跡朕座なら両手で右足を持って下腹部に引き寄せます。

次に左足のふとももに載せて足の裏が天井を向くようにします。もう一方の足も同様です。両膝が座布団につけば体が安定します。これで長時間座ることができます。半跡跣座でも両膝は座布団につけて体を安定させましょう。

座禅での手の組み方は印相(いんそう)と言います。組み方で一般的なのは法界定印(ほつかいじょういん)です。結跏趺座を組んだ足の上に右手のひらを上にして置き、左手も同様に上に向けて右手と重ねます。両手の親指はわずかに空けてお互いに支えるようにしてください。両肘は体から離して、肩の力を抜きましょう。これで座禅の基本的な姿勢ができました。ここからがセロトニンの分泌に関係していきます。